2010/12/18

雷鳥

『乗り物』大好きな僕にとって、淋しいニュースがまた1つ入ってきた。

スペースシャトルの退役に続き、特急『雷鳥』(大阪−金沢)が来年の3月で引退する事になった。

国鉄時代の1964年に運行を開始したわけやから…46年か…
老朽化は致し方ないのかもしれないけど、あの丸く突き出したボンネット型車両のシェープやどこかしれ愛着を覚える『タラコ唇』のような連結カバー、肌色に紅色の奇抜なカラーに人の顔の眉毛をイメージしたような模様…
そのすべてが僕を魅了したもんだ。

たまに見かけると今でも『ニマッ』としていたけど、3月以降あの姿が見れなくなると思うとかなり淋しい。


両親が2人とも金沢出身なので、ガキの頃はしょっちゅう金沢に遊びに行っていた。当時、高速道路が繋がっていなかった為、車で行くと6時間はかかり、雪が降ると鎖のチェーンを巻いては切れて…と、それはそれは大変な思いをして金沢まで通った記憶がある。

だけど、荷物が少なかった時のみ!利用が許された『雷鳥』は快適そのものだった。
ワゴン車による車内販売で買ってもらった『鱒鮨』とお茶っ葉が入った『緑茶』をちびちびやりながら金沢まで3時間の電車の旅は『贅沢の極み』だった(笑)

あれから30年…(キミマロ氏風に)

より車社会となった今、乗車率も軒並み低下していたやろうし、ノスタルジックの為だけに運行出来る程、JRにはお金も需要もないんやろなと。

そうでなくても、いつか機械は壊れるもの…仕方ないんやろね。


46年間、沢山の人の思いを乗せ走ってくれた『雷鳥』にありがとう!やね。


大阪駅のプラットフォームに入ってくる『雷鳥』を見てドキドキしてた『あの日の僕』を懐かしむ必要がないぐらい、今もドキドキしてしまう『今の僕』もどうしたもんかと思うけど(笑)

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