New Yorkでの出来事。
十代の頃から猛烈に憧れていたサックスプレイヤー、『LENNY PICKETT』に出逢え、彼の自宅でレッスンをしてもらった時のワンショット。
初めての海外で、分からない事だらけのオノボリサン状態だった僕に突如とてして巡ってきた奇跡やった。
会いたくて、彼のプレーを一目観たくて…
だけど、New Yorkに住んでいると言う情報以外、何も知らなかった。
マニアックなプレイヤーである彼の情報は、ほぼ皆無。手振り身振りの英語で虱潰しに情報を得るしかなかったけど、有力な情報は無く、途方に暮れていた…
と、そこにそんな僕を哀れに思ったのか、一人のサックスを持った黒人さんが一言僕に『FOLLOW ME』と。
ビビりながらもついて行き、辿り着いたのが、とあるリペアー屋さん。
そこでアッサリともらった彼の電話番号。
そこから後の事はよく覚えてないけど、結果彼に会え、ライヴも見れ、自宅に招いて貰えると言う、夢のような時間を送れた。
強く願い続ければ、夢は叶うんだと思えた一瞬だった。
あれから12年…
今の僕にそんな思いや、エネルギーはあるのかな…
ネットを代表する便利なツール、つまり効率化と引き換えに、『急がば回れ』とでも言うか…直感や、現実に体を動かす行動力を失った様に思えて。
かたや無駄だと思える行動の中に答えや、得るモノがあったり。。。
写真で例えるに、いわゆる奇跡の一枚なんて、偶然撮れるケースが殆どで、狙って撮れるものではない…みたいな?
言霊も同じで、ただ待っているだけでは決して起こらないはず。
漠然とした思いではなく、明確で且つ強い思いがあって、自分が動き、発し、それが膨らみ、周りをも巻き込み、現実に変わるんじゃないかなと。
だから、奇跡ではない思う。
全てがそうだとは限らないけど、少なからずそう実感できた出来事の一つでした。
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